暑い日はジュースでも、ビールでも、水だって美味しく見せてくれるのがこちらのグラス。まっすぐに伸びた美しい立ち姿からは、今にも「アタシ曲がったことが嫌いなのよ!」とキンキンに冷えた声が聞こえてきそうです。購入してから夏はもちろん、年中通して使い勝手が良かったので、ご紹介したいと思います。
直火、オーブンOKのツワモノ
このグラスのすごいところは、まず直火可能なこと。インドのBOROSIL社という理化学ガラスメーカーの製品なのですが、私たちも学校の理科の実験で使ったことのある、あのビーカーやフラスコと同じ直火対応耐熱グラスです。
といっても、実際に家庭でこのグラスを直火にかける機会って…あるでしょうか?どうでしょう、例えば今、お湯をちょうど350ml弱沸かしたいのにヤカンも鍋もないなぁ…そうだ、グラス、使お。と、ガスコンロの五徳に乗せようとするも、グラスの直径が足りず落ちるか落ちないかのきわどいバランス大会が今、始まる。両者一歩も譲らない接戦だ。おっとこれは…あり得ないバランスで自立している!あと少し耐えられるか…もう少し…きた!中の水が!煮えたぎっているー!がしかし!沸いた振動で倒…あぁ!
…てなハラハラ具合でしょうか。ちょっと厳しいですよね。
でもそんなこと、実はどうでもいいんです。直火可という肩書きを背負っている実力派グラス。この事実だけで、なんだか将来性のあるカッコよさが透けて見えませんか。『ビジョングラス』という名前も相まって素敵ですよね。ただ、ものすごく頑丈なのかといえばそうでもなく、床に落とすと普通に「パリーン」と割れます。「ビジョーン」ではないです。
直火はともかくとして、同シリーズの背の低いグラスだと、茶碗蒸し、プリンなどの蒸し料理やマフィンなどのオーブン料理に適していますよ。
食洗機、電子レンジOKで便利
毎日使いたいグラスなので、食洗機にかけられるのは助かりますよね。電子レンジで使ったことは私はないのですが、おそらくグラス全体が熱くなるので取り出すときに気をつけてください。コーヒーを煎れるときも、このグラスにドリッパーを乗せて直接お湯を注ぐとグラスの上部までも熱くなるので、先に氷を入れるようにしています。
飲み物や食材が映える
発泡酒をこのグラスに注ぐと、ビールになります。というのは嘘ですが、とても綺麗に見えるので一気におじさん感がなくなり、品格が出ますよ。カクテルやツートンコーヒーのような、層になるドリンクも素敵に映えます。我が家では自家製のレモンシロップなどを炭酸水で薄めて飲んだりするのですが、これも自動的に綺麗なグラデーションを作ってくれるので、見て飲んで楽しんでいます。
同シリーズの背の低いグラスでは”見せるサラダ”の盛り付けもしやすいですし、ちらし寿司のデコレーションやミニパフェも華やかに仕上がりそうです。
逆にリスキーなのは、茶碗蒸しでした。火力を失敗すると生地にスが立つ(気泡が入る)ので、穴ぼこなのがグラスの側面から丸見えになるという罠に私はハマりました(下手ですみません!)。ともかくお料理が楽しくなりますよ。
花瓶や物入れとしても
切り花を頂いたときなど、我が家には花瓶がないのでこのグラスに挿しています。お花の重みで倒れるなんてこともなく、安定感があります。見た目でも、グラスのデザインのおかげでお花の曲線が活きました。
また、贅沢な使い方ですがペン立てとして文房具を入れるのも素敵ですね。雑貨屋さんでも、ボールペンを立ててディスプレイされているのを見たことがあります。文房具の高さによってサイズ違いのグラスを使い分けてもおしゃれですね。
通常の使用も、来客時にも便利でおしゃれなビジョングラス。飽きの来ないデザインのグラスを探している方、ただただガスコンロの直火に挑戦して五徳に勝ちたいという方にもおすすめしたいです。冗談はおいといて、炙り用のガスバーナーやキャンドル入れなどの使い方もあるので色々と楽しめそうですよね。同シリーズのサイズ違いのグラスも使い勝手が良いので、ぜひ検討してみてください。
▼今回紹介したのは
ボロシル ヴィジョングラス 350ml
▼ボロシル ヴィジョングラス 210ml
▼ボロシル ヴィジョングラス 145ml