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完母or混合or完ミ?!授乳で悩むママへ私の経験からのメリット・デメリット

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妊娠、出産を経て、さぁこれから可愛いベビーとの生活!と楽しみにしているママに襲ってくる悩みが、まず「母乳問題」。
「母乳神話」って、ママになった方なら聞いたことがあるでしょうが、「母乳こそ最高の栄養」「母乳が免疫力を高め、ミルクだと病気になりやすい」「母乳の時間は赤ちゃんにとって最高のスキンシップ。ミルクだと愛情不足になる」「完母(完全に母乳で育てる事)こそ素晴らしい」といったものです。
現在、6歳と3歳の2児の母の私が言いましょう。「うるさいよ!!」

私が一人目を出産した産院は母乳推奨の病院で、私も産む前は当然「母乳で育てるんだ」と思っていました。けれど実際に授乳をはじめると、母乳の出が悪い上に、赤ちゃんがなかなか吸ってくれないのです。
右乳15分、左乳15分と、吸うのを辞めようとする我が子になんとか吸わせ、やっとベットに寝かせると、お腹が一杯じゃないから泣く。また吸わせて、寝かしたら泣く、の繰り返しです。
なのに、助産師さんは、「とにかく吸わせなさい。哺乳類なんだから必ず吸わせ続ければ出るから。」と追いつめてきます。「いや、このままじゃエンドレスだから。24時間吸わせ続けろというのか?!」と思いました。

結局、退院してから楽しみであった赤ちゃんとの生活は、「母乳の悩み」で一杯いっぱいでした。「なんで、私のおっぱいは出が悪いんだろう」「なんで、我が子はちゃんと吸ってくれないんだろう」とイライラ。完母のママに対しては劣等感を感じるし、いつしか、授乳の時間は苦痛でしかなくなりました。結果、1カ月検診、3カ月検診と体重が思う様に伸びず、でも母乳は諦められずで、一人目は混合(母乳とミルクを両方あげること)で育てました。

でも、今思うのです。赤ちゃんへの授乳はたった半年くらいのこと。5カ月くらいから離乳食が始まり、どんどん授乳を減らしていき、1歳になるころには断乳です。そんなちょっとの期間の、母乳かミルクかなんて、そんなに大事な事でしょうか?それよりも、ママがイライラせず育児できるかの方が、家族の精神衛生上よっぽど良いと思うんですよね。

そう思い、2人目の子は初乳だけあげて、後は完ミ(完全ミルク)で育てました。ミルクだと「病気になりやすい」、「愛情不足になる」なんて、ありません。ミルクで育った2人目も、超元気で明るい子です。

「完母」「完ミ」「混合」どれが良いか、違った目線で考えてみませんか?それは「どれが自分にとって楽な授乳方法か?」という事です。私の体験から考えるそれぞれのメリット・デメリットをあげていくので、それを参考にしてみてくださいね。

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完母(完全母乳)のメリットとデメリット

授乳

<メリット>

  • 「ミルク代がかからない」
  • 「哺乳瓶の洗浄・消毒の手間が無い」
  • 「出かける準備が楽」
  • 「泣いたらおっぱいをくわえさせれば泣き止む」
  • 「寝かしつけ、夜中の授乳に添い乳が出来て楽」
  • 「ママが痩せやすい」

<デメリット>

  • 「おっぱいをしゃぶらせろ!と泣かれる」
  • 「子供から離れられない」
  • 「おしゃぶりを使ってくれない」
  • 「ママが食事、薬、お酒に気を遣う」
  • 「パパが育児に消極的になりがち」
  • 「断乳(乳離れ)が大変」

母乳のメリットは何といっても、手間がかからない事にあります。ミルクを買って、お湯を沸かして作って、哺乳瓶を洗って消毒してという過程が無く、泣いたらとりあえずおっぱいを出して吸わせてあげればいいのです。母乳はミルクと違っていくらでもあげてもいいと言われているので「泣く→おっぱい」でだいたい解決です。
それに、ママが横になりながら授乳出来る、いわゆる「添い乳」。ミルクは、夜中3時間置きに起き上って作るのがしんどく、さらに授乳の30分くらいは起きてないといけないですから、おっぱいを出して吸わせながら自分も眠れる添い乳はすごく楽です。

デメリットは、育児がおっぱいに頼りがちになりますから、赤ちゃんはお腹が空いていなくても落ち着くためにおっぱいをくわえたがるし、パパもとりあえずおっぱいに頼るので、赤ちゃんから離れられず、ママの負担は大きいです。そして、今までおっぱいに頼っていた分、断乳も大変です。友人は「おっぱいをくれ~」と泣きわめく子供に付き合い、3日間眠れずげっそりとしていました。

完ミ(完全ミルク)のメリットとデメリット

哺乳瓶

<メリット>

  • 「誰でも授乳を出来る」
  • 「赤ちゃんと離れられる」
  • 「飲んだ量が分かりやすい」
  • 「お腹いっぱいで良く寝る」
  • 「おしゃぶりを嫌がらない」
  • 「断乳が楽」

<デメリット>

  • 「お金がかかる」
  • 「手間がかかる」
  • 「出かけるときの荷物が大変」
  • 「添い乳が出来ない」
  • 「夜中に起きあがってミルクを作らなきゃいけない」
  • 「泣いたときにおっぱいで解決出来ない」

完ミのメリットは、やはり誰でも授乳出来るところにあります。パパがミルクを作ってあげてもよい訳ですから、うちはパパが居る時は手の空いている方が授乳していました。
だから2人目のときは、産後3ヶ月で美容室に行ったり、パパに丸1日預けて上の子と遊園地へ行ったりと、わりと自由に過ごすことが出来ました。
また、ミルクは飲んだ量が一目で分かるので、「ちゃんと飲んでいるかな?」と余計な心配もありません。うちは、上の子が混合で成長曲線を下回っていたので、飲んだ量に関しては随分心配しました。けれど2人目は完ミだからうまくミルクの量を調節出来たので、順調に成長して安心でした。

「お腹いっぱいで良く寝る」については、ミルクは母乳よりも腹持ちが良いので、夜中も最低3時間、最高5時間くらいは寝てくれて楽でした。夜中にミルクを作るのは面倒ですが、寝不足で辛いということは余りなかったように思います。

そして、もう一つ。断乳がかなり楽です。ミルクを牛乳に変えていけばいいだけですから、いつの間にか断乳していたという感じです。

デメリットは、ミルク作りと、哺乳瓶を洗って消毒する手間がかかること。一日出かけるときなんて、お湯と湯冷ましで水筒2本、それにミルクと哺乳瓶3本を持って出かけなくてはならず、準備も大変で荷物も重いです。それに、ミルクは母乳と違い好きなだけあげられず3時間ごとなので「泣いたらおっぱいで解決」が出来ません。

寝かしつけもおっぱいに頼れませんから「添い乳したい~」と思った事も多々あります。我が家はそこをおしゃぶりでカバーしましたが、「べー」と出してしまうこともあったので、「やっぱり、おっぱいにはかなわないなぁ」と思いました。

混合のメリット・デメリット

授乳

<メリット>

  • 「母乳・ミルクの良いとこ取りが出来る」

<デメリット>

  • 「授乳に2倍の時間がかかる」
  • 「ミルクを追加する分が分かりづらい」
  • 「お金がかかる」

混合のメリットは、母乳とミルクのメリットの良いとこ取りが出来ることです。
「泣いたらおっぱいで解決」も「添い乳」も出来るし、ミルクも飲んでくれるので人に預けられるし、おっぱい依存も完母ほどではないので、断乳も自然と出来ました。

デメリットは、授乳に時間がかかることです。10分~20分くらいかけて母乳をあげてからミルクを作るので、それだけで30分以上かかります。母乳をどれだけ飲んだかもわからないので、ミルクをどれだけ作ればいいか分かりません。余って捨てたミルクの量を考えると、何缶分くらいになるんだろうと思います。

私は、一人目で混合のとき、夜中はほぼおっぱいを出しっぱなし、くわえさせっぱなしで寝て、昼間は家では混合。人前や出掛けた時はミルクだけなど、臨機応変に授乳方法を選んでいました。そんなことが出来るのも、混合の良いところかもしれませんね。

おわりに

母乳で悩めるママさん、いかがでしょうか?私も一人目のときは随分と悩んで、何とか母乳を出そうと必死でしたが、せっかくの可愛い0歳児。こんなプレミアムな時間はあっという間です。母乳神話に惑わされずに、悩まないで楽しんでください。時が過ぎれば、母乳問題なんて小さな問題。また次から次へと違う悩みが出てくるものです。もっと気楽に、自分が楽を出来る方法で育児しましょう!

 

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