砂糖はどこの家庭でもだいたいありますよね。しかし、いざ料理に使おうとしたらかたまりになっていて、すぐに使えなかった経験がありませんか。ほぐそうにもしっかり固まっていて、スプーンでゴリゴリと削るのも大変です。私も今朝まさにそんな状況で、お腹を空かせた娘がグズっているので急いでいるし、とても困りました。そこで、砂糖の解決方法を調べましたので、まとめてご紹介します。
砂糖は乾燥に弱い!適度な湿気がポイント
上白糖(砂糖)は適度な湿気があった方が固まらずに済みます。湿気を与える方法としては下記のような方法があります。
- フタを外した砂糖の容器に、硬く絞った布巾等をかけて置いておく。
- 少し水を張ったボールにフタを外した砂糖の容器を入れて、ボールごとラップで覆って置いておく。※容器に水が入らないよう注意
- 霧吹きで水を吹きかける
- 食パンを入れる(砂糖1kgに対して食パン1枚)※食パンの臭いが砂糖に移るので注意
- 開封したばかりの新しい砂糖を上から入れる(※固まった砂糖と同じくらいの量)
- キャベツの葉を砂糖の容器に入れる(砂糖1カップ120gにつきキャベツ1/3枚くらい)
食パンやキャベツは直接入れずに、皿やプラスチックコンテナなどに入れてから砂糖の上に乗せます。
珪藻土スティックで塩がサラサラになるからと言って、砂糖に使う事はおすすめできません。スティックに吸湿されてしまい、砂糖が余計に固まってしまいます。もし砂糖の容器に入れるのであれば、「ドライキーパーエコカラット」という物があります。珪藻土スティックの5倍の吸湿・放湿量があります。お塩にはそのまま入れて調湿できますが、砂糖の容器には水に浸してから入れると放湿機能でサラサラにしてくれます。ただし、入れっぱなしにすると砂糖が固まっていくので、砂糖がほぐれたらドライキーパーエコカラットを取り出す必要があります。
テレビでも紹介された裏技!冷凍庫を使って簡単に
冷凍対応の容器に砂糖を入れてフタをして、冷凍庫に2時間くらい入れて冷やします。2時間ほど経ったら容器のフタを開けたまま常温で30分くらい放置します。常温で放置している間に湿気を吸って、これでサラサラの状態に戻ります。
グラニュー糖は電子レンジでチン!
電子レンジを使う方法もあります。固まってしまった砂糖をほぐすというよりは、今以上固くならないように予防するための方法です。この方法はグラニュー糖など、上白糖以外の砂糖に有効です。
レンジ対応の器に入れて、ラップをせずにチンします。200gの砂糖で1分ほど(500wの場合)ですが、砂糖の状況によるので固さを確認しながらやってください。また、長くチンすると砂糖が熱で溶けてしまうので、電子レンジから離れずに様子を見ながらやってください。チンした後は湿気がうつらないように、密閉容器に入れて冷暗所で保存しましょう。
砂糖の保存方法は?
砂糖は乾燥や、温度&湿度が繰り返し変わると固まることがあります。密閉容器に入れると湿度による変化が少なくなりますので、密閉容器に入れて温度の変化が少ない冷暗所で保存するようにして下さい。
冷暗所と言っても極端に気温が低い必要はなく、直射日光の当たらない、キッチンの中で比較的に気温が低くなると思われる場所で保管していただければOKです。冷蔵庫は乾燥するのでやめておきましょう。
また、砂糖は短期間で使い終わらずに、長期間の保存が基本です。サラサラを維持できるからといって、湿度の高い場所での保存はカビや細菌などの心配があるため止めておきましょうね。
毎日料理で使う家庭もあれば、時々のお菓子作りなどにしか砂糖を使わない家庭もあると思います。いざ使おうとした時に固まっていても、対処方法を知っていると慌てずに済みますね。サラサラの砂糖で、美味しい料理を作れますように!