毎日トイレの掃除をしている方や定期的に掃除をしている方もうっかり掃除をするのを忘れがちな箇所はありませんか?普段トイレの掃除を定期的に行ってきましたが、一ヶ所盲点があったのです。
その場所がどこかと言いますと、タンクです。
長い期間タンクの中を掃除していないと、黒カビの住みかになります。カビや水垢でよごれがびっしり!開けたくないですよね。勇気を出して開けてみてください。汚れやすいトイレだからこそ清潔に保ちたいですよね。トイレのタンク掃除を一人でも簡単にきれいに掃除する方法をご紹介しましょう。
タンクの汚れは便器の汚れ?!
トイレの水回りで気になる所はありませんか?一番目につきやすいのは便器の中ですよね。便器が汚れているとすぐに気づきますが、意外と見落としがちな場所がフタ(受け皿)の下にあるタンクです。タンクの掃除って普段する事も少ないかと思います。私は酷いとき一年近く開けていなかった事があります。一年はまずいですよね。当然汚れも酷いものでした。トイレの掃除=便器と便器まわりの思考になっていました。
初めて掃除をした時は、タンクの中開けて、まずこれはどう掃除をしたらいいのかなと思いました。タンクの中には水も入っているし、小さな部品も付いているのを見て、どこから手をつければいいのだろうと悩みました。常にタンク内に水がたまっている状態は、黒カビ・水垢が生えやすいことがわかりました。タンクの中が汚れていると、トイレを流す時に流れてくる水は透明できれいに見えますが、汚れた水が便器内に流れてくることになります。汚れた水が便器内にとどまると、便器の中まで汚れることに繋がります。便器をきれいにしても黒ずみができるのが早かったり、臭いを感じることがあるのは、タンクの中の汚れが原因かもしれませんよ。私が経験したのは、まさにこの状況でした。便器の臭いの元がタンクだったのです。一度フタ(受け皿)を開けてタンク内の状況を確認してみましょう。
タンクの中を徹底的に掃除する方法
《掃除に必要な道具》
- 歯ブラシ
- 大きめのブラシ
- 中性洗剤
- ゴム手袋
- 拭き取りシート
- ドライバー(10円玉)
(1)止水栓を閉めます。止水栓とは、床や壁に付いてる栓です。ドライバーで回しましょう。ドライバーがない場合は10円玉でも代用できます。
(2)タンクの上の外ブタを開けて外します。
※「フタに蛇口がついたタイプと」「フタだけのタイプ」2種類あります。メーカーによって構造が違うことがあるので、蛇口がついたタイプはフタとホースが中で繋がっているので外し方に注意しましょう。
※フタは重いので落とさないように気をつけてくださいね。
(3)タンクの中にプラスチック製の中ブタがついてる場合、外しておきます。
(4)外ブタと中ブタを掃除します。カビで汚れが酷い時は、洗面所かお風呂場などで中性洗剤を使って洗い流します。汚れがあまり無い時は、床に雑巾やタオルを敷いて中性洗剤で拭き取るだけで、十分にきれいになります。
(5)次に、タンクの中を掃除していきます。タンク内についた黒カビなど汚れた部分に、中性洗剤をスプレーし、歯ブラシなどで力を入れずに細かい部品を優しくこすりましょう。
(6)タンクの縁まわりは拭き取りシートなどを使うと掃除がしやすくなります。
(7)乾かした中ブタを取り付け、外ブタを元のように被せれば、掃除は全て完了です。
フタを取らないタンク内の簡単な掃除方法
《掃除に必要な道具》
- 市販のトイレタンク用の洗剤
スーパーやドラッグストアで販売されていて手軽に入手できます。パッケージや説明書に書かれている使用方法に従ってください。水垢・黄ばみ・黒カビを一気に洗浄してくれるタンク用の洗剤を使えば手間も省けますね。
※タンク内の水に浸っている部分まで、効果があります。フタは洗わないとキレイにならないので、ご注意くださいね。
トイレタンクの汚れを簡単に「予防」する方法
トイレタンクの汚れを防止をするお手軽な方法があります。重曹を使いそのまま浸けておく方法です。タンク内に重曹を1カップ流し入れて6時間ほど放っておきレバーを引いて水を流すだけです。これだけで、タンクにこびりついた汚れを減らす事ができ、掃除にかかる時間が減ります。タンクに6時間も重曹を入れたままにしないといけないので、入れるタイミングは外出前や夜寝る前に投入するのがおすすめです。重曹で浸け置きの目安は月に1回するとよいでしょう。重曹の効果で、黒カビや黒ずみを予防してくれます。
タンクの上に置く、色付きや透明色の洗浄芳香剤がありますが色付きのタイプは着色汚れがタンクの縁に残ってしまうため、あまりおすすめしません。
黒カビの予防なら、塩素系漂白剤の方が効果が強く出るように思いますが塩素系漂白剤をトイレのタンク内の掃除に使用するのは、あまりおすすめできません。なぜなら、塩素系漂白剤の特徴であるアルカリ性がタンク内にある樹脂製の部品やゴムを劣化させてしまうからです。数回行う程度ではすぐに部品がおかしくなることはありませんが、漂白剤を長期に渡って使うと傷みが早くなり、壊れやすくなってしまいます。なので口に入っても安心で環境にも優しい重曹をおすすめします。
掃除の手順が多いと大変そうに見えますが、やってみると意外と簡単にタンクを掃除することが出来ますよ。タンクの汚れの正体が何か分かれば、怖いものなしですね。タンクの汚れがきれいに取れると、便器の匂いと汚れもつきにくい環境になり一石二鳥です。月に一度、簡単にタンク内に重曹を入れれば、継続的に汚れがつきにくくなります。細かい場所はこすり方によっては壊れてしまう事があるので、取り扱いには注意しましょう。