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ランドリーマグちゃん徹底解剖!自作マグちゃん制作も

テレビでも紹介されて人気の「ランドリーマグちゃん」を半年間使用した前回の記事(「洗濯洗剤・柔軟剤を使わないランドリーマグちゃんのエコ洗濯レビュー」)に続き、今回は満を持して中を開封してみました。観察したり、洗浄力の検証をしたり、クエン酸の化学反応を見たりと、少し実験めいたお話です。自作マグちゃんにも挑戦してみたので参考になれば嬉しいです。

マグちゃんの使用期限

マグちゃんの販売サイトでは、「約300回使用可能」「毎日洗濯して約1年使用可能」と記載されています。1年を過ぎたらマグちゃんを新しく追加してください、とのことですが、我が家では1日の洗濯回数が最低でも2回。さらにお風呂でも使っているので、7ヶ月を過ぎた今、追加することを前提に中身を開封してみました。

マグちゃんの変化

ランドリーマグちゃんの袋は二重になっており、内側の袋はとても目の細かい生地でした。(外側の袋も洗濯に耐えられるよう丈夫な作りです。)
早速重さを測ってみると、なんと60g!初めは100gあったので(外袋ごと計量していたので100g超)驚きましたが、7ヶ月間の洗濯やお風呂ですり減っていたんだなと改めて実感しました。

ランドリーマグちゃん

また、マグネシウム粒は白っぽく変色していました。元々は銀色に光っているはずなので、水酸化皮膜で覆われているのがわかります。ちなみにこの日、いつものクエン酸でのお手入れをしてから2週間ほど経過していました。新品の状態と比較できないので、この後クエン酸でお手入れした後の写真と見比べてください。

ランドリーマグちゃん

洗浄力が落ちたことの検証

前回の記事では、使っていくうちにマグちゃんの効果があまり感じられなくなった、と書きました。その原因と思われる事象を今回、検証してみました。

マグネシウム量が足りなくなったのか?

1回の洗濯にマグちゃん100gを2袋使用しており、200gから今は120gに減っています。通常の洗濯物量5kgに対してマグちゃん100gが適量とされていますが、我が家の場合は大体3〜5kgの洗濯物なので、マグちゃんは120gでもまだ十分に足りているということがわかります。つまり毛布や大物でなければ、通常の洗濯に支障はないはずですね。量がクリアということは、お手入れの問題でしょうか。

マグネシウム粒のお手入れ不足で表面の皮膜が邪魔している?

せっかく開封したので、クエン酸でのお手入れを、実際にマグネシウム粒本体を取り出して行ってみました。

クエン酸のお手入れ

耐熱性の容器にマグネシウム粒を入れ、浸かる程度の水を入れてからクエン酸を塩少々ぐらいの量、パラパラと振り入れます。

ランドリーマグちゃん

ランドリーマグちゃん

割り箸でかき混ぜると泡がたくさん出てきました。

ランドリーマグちゃん

発砲がおさまるまで2分ほど。粒の色は銀色に戻りました。

ランドリーマグちゃん

まだ発泡は続いていますが、これ以上やるとマグネシム本体まで溶けて小さくなってしまうので切り上げます。水ですすいでお手入れ完了です。

次に、袋に入ったままのマグちゃんでも同様の実験を行いました。

ランドリーマグちゃん

ランドリーマグちゃん

変化が少ないので上から中を覗いてみると、ちゃんと中で発泡していました。

ランドリーマグちゃん

ランドリーマグちゃん

いつもは袋の外からしか見ていなかったので、本当に反応が起きているのか、いつまで浸けておいたらいいのか疑問だったのですが、今回の実験で、必要なクエン酸と水の量、それに、少しかき混ぜて(袋をもむように軽く押して)反応をうながす必要があることがわかりました。以前までのクエン酸量は少し足りていなかったようです。

お手入れが完了したので、この状態で元通り袋を縫い合わせ、5kg以下の洗濯物を回してみました。結果、洗浄力(汚れ落ち、臭い除去)は蘇りました!洗濯機の蓋を開けたときのむわっとした臭いや洗濯物自体が無臭になるので、すぐわかります。

ランドリーマグちゃん

 

注意!クエン酸の量は少しずつにして

実は最初に、一気に小さじ3杯ほど入れたら急な発熱と大量の発泡で吹きこぼれ、処置に困りました。なんとか流水で止めることができましたが容器も水もとても熱くなり危険です。販売元サイトや商品付属の説明書きにはクエン酸の量も書かれていないので、今後は注意書きをしてほしいな…と思います。写真はクエン酸小さじ4分の1ですが、それでも発砲が止まらずこの後ふきこぼれました。

ランドリーマグちゃん

追加のマグネシウムを購入

とはいえ、毛布や大物衣類の洗濯も行いたいので、追加のマグネシウム粒を購入しました。(ランドリーマグちゃんとは別メーカーの物です)

届いたのはこちらの2点。洗濯ボール付きです。

ランドリーマグちゃん

袋を用意しなくても、このボールに入れて使うことができます。ただ、他のレビューに「洗濯中に蓋が開いてしまい洗濯機の中に散らばった」という声があり、不安になりました。口が小さいために、中に内袋を入れて二重にするといった保険もかけられません。
我が家ではお風呂で子どもが触ることも踏まえて、このボールは使わずに、空いたもうひとつのマグちゃん袋に入れました。

ランドリーマグちゃん

ランドリーマグちゃん

自作マグちゃんと正規マグちゃんの違い

自作マグちゃんを1週間使用してみましたが、正規のマグちゃんと特に使用感は特に変わりませんでした。購入するなら正直どちらでも良いと思いますが、自作の場合は誤って中身が出ないようしっかり封をすると安心ですね。プレゼントには、もちろん正規のマグちゃんが喜ばれますよ。

まとめ

今回は、マグちゃんの洗浄力を復活させられて良かったです。マグちゃんの追加時期も、我が家の場合は半年サイクルということが裏付けできました。マグちゃん愛用の方、これから購入される方の参考になれば嬉しいです。

Jill WellingtonによるPixabayからの画像

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