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手づかみ食べをしない理由は?うちの長男は「手を汚すのがイヤ」だった

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生後5、6ヶ月から離乳食を始めて、順調に進むと手づかみで食べるようになってきます。小さな手で持って一生懸命食べる姿はとても愛らしく、成長を実感して嬉しく思う瞬間でもあります。
しかし、なかには手づかみ食べをしない赤ちゃんもいて、なんでしないのだろう?と落ち込んだり、心配、不安になったりすることもあるかもしれません。
手づかみ食べはいつ頃からはじまり、なぜ必要と言われているのか。そもそも絶対に必要な行為なのでしょうか?手づかみ食べをしないのには、意外なところに原因があるのかもしれません。

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離乳食の手づかみ食べはいつ頃から?

離乳食

離乳食のモグモグ期も終わり、カミカミ期へ移行する9ヶ月頃からと言われています。この頃になると多くの赤ちゃんには上下2本ずつの前歯が生えており、お口の中で上手に食材を噛みくだけるようになっています。(※歯の生え始めや離乳食の進み具合には個人差があります)

おもちゃならもっと早い時期から手で持って口に入れるのに、なぜ食べ物はこの頃からなの?と不思議に思う方もいるかもしれませんが、9ヶ月前後の赤ちゃんは指先の発達が急激に進み、小さなものを指先を使ってつまめるようになり、身の回りにあるさまざまな物に興味をもちはじめます。

そして食べることや食材にも興味を持ちはじめ、“食べたい”“触りたい”という好奇心が自分の手で持って食べる行為へとつながっていきます。

食べることの楽しさを知ることが大切

楽しい雰囲気

最初から上手に手で持ち、上手に一人で食べられる赤ちゃんはまれです。はじめての感触に驚いてしまい、持つ事を嫌がったり、上手に持つことはできてもお口に上手に運べなかったりもします。なんとか口に入れたと思ったら大量に口に入れてしまい、見ている方がハラハラしたり、床や洋服が汚れてしまうことに抵抗を感じ、ついつい汚さないように手を出してしまったり、ということもあるのではないでしょうか。
9ヶ月頃の赤ちゃんというと、一度怖い思いをした事や、嫌な思いをした事は覚えていて、同じ事をするのを嫌がるようになります。手づかみ食べも同様で、マイナスな印象があったり自分の食べたいように食べられないことで、イヤになってしまうことも。そんな時は無理して続けず、いったん諦めてしまうのもひとつの選択です。

手づかみをして食べることよりも“楽しく食べること”を覚えることの方が何倍も大切です。『おいしいね』『上手にモグモグできてるね』と、笑顔でたくさん話しかけてあげることで、赤ちゃんもご飯の時間が楽しい時間になっていきます。

手づかみ食べは赤ちゃんの手で持ちやすい食材から

赤ちゃんの手

赤ちゃんの手はとても小さく、やっと指先を使えるようになったばかりです。手のひらの中にすっぽり入ってしまう物や、指先をしっかり使わなければならない食材などは不向きです。柔らかく煮た野菜スティックや、赤ちゃんせんべいなどもいいですが、アレルギーなどの心配がなければ小さく焼いたパンケーキも持ちやすいのでおススメです。

牛乳の代わりに水や豆乳を使ったり、卵を使わずに豆腐や野菜を混ぜたりなど、栄養やバランスを考えたアレンジがたくさんできます。焼くときは油を使わなくていいテフロン加工などのフライパンを使用するといいですね。

食べやすさも大切ですが、やはり『食べたい』という意欲がとても大切なので、好物の食材を使ったり、おやつの時間に取り入れるなど、赤ちゃんの意欲を引き出してあげましょう。

色々な方法や食材を試したけど?

離乳食を食べる子

どんなに頑張って色々試しても、やっぱり手づかみしようとしてくれない、嫌がる、なんでなの?と精神的に落ち込んでしまったりどこか他の子と違うのかも?と不安になってしま時もありますよね。

赤ちゃんが手づかみするのを嫌がる理由として考えられるのは、

  • まだ指先の成長が手づかみするまでになっていない
  • 食事することや食べ物に興味がない
  • 食材の感触がイヤ
  • あまりお腹が空いていない
  • 大人に食べさせてもらいたい

など、赤ちゃんの気持ちの問題ということも。

手づかみ食べしないと発達に異常があるのでは?と心配する方もいますが、しないからといって過度な心配をする必要はありません。大人も食べたくないときに食事をしないのと同じで、赤ちゃんだってしたくないからしない、自分のタイミングや方法ではないからなど、意外と簡単な理由だったりすることが多いのです。

手づかみ食べ。我が息子の場合は…

離乳食を進める行程で、なぜ手づかみ食べというものがあるのでしょうか。育児書も手づかみ食べを推奨しているものがほとんどですし、集団健診などで手づかみさせてくださいね、なんて言われてしまうと余計にプレッシャーを感じて落ち込むこともあるかと思います。

『指先は突き出た大脳だ』と言われているように、さまざまな食材を指先を使ってつかみ、自分の口にはこぶ行為は、脳を刺激し発達を促すと言われ、いずれ自分でスプーンやフォークを持って食べるためにも必要な行為だと言われています。ですが、手づかみ食べをしないからといって、いつまでも自分で食べられない、というわけではありません。

実際に、我が家の息子は今年10歳になりますが、手づかみ食べを全くしない子でした。様々な方法や食材を試しましたが、どうしても嫌がる息子に、当時は落ち込みとても悩みました。1歳半くらいになってようやくわかった理由は、どうやら手を汚すのがイヤという単純なもので、それでもめげずに色々試しましたが、結局息子は手づかみ食べという時期をすっ飛ばして成長しました。
しかし、スプーンを持って食べる時期になると自然とスプーンを持って食べようとするようになりました。この頃になると“食べたい”という欲求のほうが大きく、手が汚れてしまっても全く気にしないようになっていました。

たしかに手づかみするという行為は、指先を使うことで脳を刺激して発達を促すのかもしれません。息子も保育園の頃まで、手先の不器用さを感じることもありました。ですが、指先を使う行為は手づかみ食べだけではありません。砂遊びや水遊び、粘土や折り紙など、遊びの中でも指先を刺激できる行為はたくさんあります。無理に手づかみを食事に取り入れる必要はなく、そういった遊びの中で指先を刺激することは十分にできるのです。

積み木

必ずしも手づかみ食べが必要というわけではありませんし、手づかみをしないままスプーンやフォークに移行する子もいます。まずは、食べることの楽しさを教えてあげてください。
保育園や幼稚園に入園するまでに、ある程度自分で食事が取れるようになっていればいいのです。それまでの長いスパンで考えて、ゆっくり進めていきましょう。ママも赤ちゃんも笑顔で楽しく食事の時間を過ごせるのが理想ですね。

 

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