冬のファッションを語るうえで欠かせないコート。コートは冬の寒さをしのぐためだけでなく、冬のおしゃれの重要なアイテムです。しかし、ひとことにコートといっても様々な種類があり、それぞれ使用する場面が異なっている場合もあります。ビジネスシーンで使用される方や普段着として使用される方もおられると思いますが、実際どの種類のコートが適しているのでしょうか。今回はそんな冬の必須アイテムであるコートを種類別に紹介しますので是非参考にしてください。
冬のおしゃれコートといえばチェスターコート
チェスターコートはイギリス発祥で英国紳士のような、大人っぽさを演出することができます。そのすらっとしたデザインがスタイルをよく見せてくれます。着丈が長く膝丈より少し長いぐらいが一般的です。最近はやや大きめサイズでゆったり感を出したチェスターコートも流行っており、大人っぽさの中に抜け感や余裕のある印象を与えてくれます。
清潔感のある大人の雰囲気を感じることのできるチェスターコートは、ビジネスシーンでは一般的なサイズのものを選べばスーツと一緒に着こなすことができます。普段着としてカジュアルに着こなしたい方は大きめのサイズを選んで、抜け感のある大人の雰囲気を出されてみてはいかがでしょうか。
ビジネスシーンの定番ステンカラーコート
ステンカラーコートは後ろ側が高く、前側が低い襟のデザインが特徴で、第一ボタンをはずして着ることができます。着丈が膝丈ぐらいのデザインが一般的でチェスターコートよりやや短めですが、こちらもキレイめで大人の印象を与えてくれます。
ステンカラーコートはスーツと合わせて着用するのに適したビジネスシーンでの定番アイテムです。しかし、そのキレイめですらっとしたシルエットからおしゃれなアウターとなっていますので、休日にカジュアルに着こなすことが可能です。
また、色はベージュがおすすめです。ベージュ色のステンカラーコートは非常に汎用性が高く、ビジネスでスーツと合わせて着用される方も、普段着として着用される方も、うまく着こなすことができるでしょう。ただ、就活生は落ち着いた黒色にしておいたほうが無難といえます。
大人のコートの定番トレンチコート
トレンチコートは高い機能性とその美しいデザインからキングオブコートと呼ばれています。トレンチコートはチェスターコートや、ステンカラーコートのようにビジネスシーンでの着用されることが多く、30代、40代を中心に人気があります。特徴は、大人っぽさを与えてくれるだけでなく高級感を印象付けることができることです。高級感あふれるトレンチコートもコート選びの選択肢に入れてみてください。
防寒性に優れたモッズコート
モッズコートは極寒地での使用を目的として作られたコートで非常に防寒性に優れています。フードや少し長めの着丈、そして袖口のリブが冬の寒さから身を守ってくれます。フードの裏地のボアが特徴で見た目もとても暖かそうですね。またフードの取り外しが可能なモッズコートもあるので、他のアイテムに合わせて着こなしを変えることもできます。
モッズコートはその見た目からビジネスシーンにはなかなか適していませんが、落ち着いた色合いのものでしたら、スーツとも合わせて着こなすことも可能です。
トグルと厚手のフードが特徴のダッフルコート
ダッフルコートはトグルと呼ばれるひも付きの留め木ボタンやフードが特徴のコートです。ダッフルとは厚地のウール素材を意味しており、その名の通り重厚感のある防寒性に優れたコートといえます。トグルを使用しているので手袋をはめたままでもボタンの開閉を行うことができます。
ダッフルコートはその見た目のカジュアルさから、ビジネスでの使用にはあまり適していません。学生の方や普段着として活用されるおすすめです。カジュアルの印象の見た目ですが落ち着いた色味でしたら大人っぽさを出すこともできます。
機能性の高さで選ぶならPコート
Pコートはもともとイギリスの船員が使用していたコートで、厳しい寒さの中でも扱い扱えるように様々な工夫がされており、機能性に優れていることが特徴です。前側のボタンは左右両方についており、風向きに合わせてボタンを留める向きを変えることができます。またそのボタンもとても大きいため手袋をつけたままでも付け替えることができます。ボタンを閉めることで、細身の清潔感のあるシルエットを作ることができますが、逆にボタンを開けることでラフな印象を与えることができます。大きな襟とショート丈も特徴です。Pコートは私服ともスーツとも合わせて着ることができるので、ビジネス・カジュアルの両方に対応したコートとなっています。
まとめ
今回はメンズコートを紹介しました。それぞれのコートには、それぞれ異なる特徴を持っていて着こなし方も場面毎に合わせないといけないということが伝わったかと思います。コートは防寒対策としてだけでなく、冬のおしゃれアウターとしてもとても重要な役割を持っていますので、自分に合ったコートを探してみてください。