子供のぬいぐるみや大切なぬいぐるみなど、よごれてしまったときのお手入れに困ることありませんか?ぬいぐるみといってもその大きさや素材もさまざまで、すべて同じようにお手入れすればいいというわけでもありませんし、自分ではお手入れが困難なものもあります。ここではそれぞれ素材別のお手入れ方法や、自分ではお手入れ出来ない場合の対処法などをご紹介します。
ぬいぐるみを自宅で洗濯する方法!簡単にフワフワ♪
まずは、自宅でのお手入れが可能かどうか、ぬいぐるみについているタグの洗濯表示を確認しましょう。中には洗濯できないものもありますが基本的にはほとんどのぬいぐるみが洗濯可能です。しかし、型くずれや多少の変色などの危険はありますので、そういったことは絶対避けたい場合は、自宅でのお手入れは避けたほうがいいでしょう。
【必要なもの】
- 40℃~60℃のお湯
- 酸素系漂白剤
- 洗濯機
- 洗濯ネット
- 乾いたバスタオル等
【お手入れの手順】
(1)洗面台や台所のシンクに40℃~60℃のお湯をためながら酸素系漂白剤を溶かし、そこにぬいぐるみをつけます。(熱に弱い素材の場合40℃、強いものは60℃)※注意!塩素系漂白剤を使用すると、色落ちや変色の原因となるため必ず酸素系漂白剤を使用してください。
(2)1時間ほど放置したら、手で優しくもむように洗い、ぬいぐるみをひっくり返してまた1時間ほど放置します。
(3)もう一度手で優しくもむように洗います。
(4)つけておいたお湯を抜き、きれいなぬるま湯を貯めて、ぬいぐるみを押しながら泡が出なくなるまでしっかりと洗い流します。
この時点で漂白剤を洗い流せていれば、洗濯ネットに入れ洗濯機で脱水します。中に入っている綿が少ないものや、タオル素材のものなら上記の手順でいいでしょう。手洗いで流しきるのがむずかしい場合は、一度洗濯機ですすぎにかけてから脱水します。
洗濯機を使うときは洗濯ネットを必ず使用することと、いちばん優しく洗えるコースで洗うようにしましょう。脱水するときは乾いたバスタオルを何枚か一緒に脱水にかけることでぬいぐるみを保護する役目を果たしてくれますし、より短い時間で脱水することができます。
脱水は数十秒から1分程度で済ませましょう。それ以上の時間をかけると型くずれの原因となりますので注意してくださいね。
脱水後は陰干しが基本ですが、毛並みを整えたい場合などはある程度陰干しで自然乾燥させたあとドライヤーの弱モードで乾かすとフワフワに仕上げることができます。
乾燥機を使用して乾かすことも可能ですが、ぬいぐるみは基本的には熱に弱いので、低い温度で乾燥させるようにしたほうがいいでしょう。
自宅での洗濯が向かないぬいぐるみは?
- 本革や合皮製の革、金属などを使用している
- 機械が埋め込まれている
- 通常とは違う中綿を使用している(通常はポリエステルやビーズなど)
- 接着剤を使用している
- 大きなもの
- アンティークなどの高価なもの
洗濯表示で水洗い不可になっているものや上記のようなものに関しては自宅でのお手入れは難しくなります。ぬいぐるみ専門のクリーニング店など、インターネットで検索するとたくさん出てきますので、どうしても洗濯したい場合などには相談してみるといいかもしれません。
ぬいぐるみの洗濯(水洗い)以外のお手入れ方法は?
自宅で水洗いはできないけれど、クリーニングに出すとお金もかかります。そこまでするほどでもないかな、という時に自宅でもできる簡単なお手入れ方法をご紹介します。
【お手入れの手順】
(1)軽く叩いてほこりを払います。
(2)優しくブラッシングします。
(3)水で薄めた中性洗剤液をしみこませたタオルをしっかりと固く絞って、表面を優しく拭いていきます。
(4)水ですすいで固く絞ったタオルで拭き取ります。
(5)乾いたタオルで拭きあげて終了です。
ほこりっぽいなと感じた時もこの方法でお手入れすると一気にほこりっぽさがなくなりますよ!子どもが遊んでいるぬいぐるみなどは、定期的にメンテナンスをすると安心して遊ばせられますね。
部分的によごれが気になる場合は、中性洗剤をつけた歯ブラシなどでこすってあげると、ある程度落とすことができます。
↓おもちゃやぬいぐるみの除菌・消臭に、簡単に使えるスプレーもおすすめです。
ぼろぼろになったぬいぐるみが生き返る?!噂の病院とは
変色してしまったり、穴があいて中綿も減ってもうぼろぼろだけど捨てられない思い出のぬいぐるみ。そういったぬいぐるみたちを入院させて治療してくれる病院があるのを知っていますか?その名も「ぬいぐるみ健康法人もふもふ会 ぬいぐるみ病院」です。なんともかわいい名前ですね♪
ここは完全予約制となっていて、ぬいぐるみの種類や大きさ、状態などを記入した申込書と一緒に写真を添付して送ります。おどろくことに医院長も看護婦などのスタッフもぬいぐるみ!(笑)
ぬいぐるみを家族の一員として大切に預かって治療してくれるというものなのですが、その出来上がりがすごい!と口コミで広がり、ネットでも話題になりました。一時は申し込みが殺到して、治療まで数か月待ちに!いま現在でも多くの申し込みがあるようです。
古くなってしまったけど思い出がつまっていて捨てられない…。そんなぬいぐるみがあったら一度病院を覗いてみてはいかがでしょうか。