子どもが生まれた直後から始まる、24時間体制のママ業。睡眠不足は、多くのママが抱える悩みだと思います。私もはじめのうちは、とにかく睡眠不足に悩まされました。1~2時間おきの授乳、昼夜逆転生活などを乗り越え、やっとまとめて眠ってくれるようになったと喜んだ生後7ヶ月頃。夜中に起きるのが一度だけの日や、8時間まとめて眠ってくれて夜中一度も起きずに朝がくる日もありました。このまま順調にいけば、寝かしつけた後に自分の時間を作ってフリータイムを満喫してからでもしっかりと睡眠時間を確保できると、内心ワクワクしていました。
でも、その考えは甘かったです。生後10ヶ月頃から夜中に起きる回数がぐっと増えてしまいました。それまでは夜中に起きることが少なくなっていたので、以前のように毎回抱っこをして授乳することが億劫になり、添い乳を始めました。寝たままでいいから楽だと思っていたのも束の間、添い乳を始めたら、息子はさらに頻繁に起きるようになり、気づけば3時間おきに添い乳している!?という状態になっていました。
それから夜間断乳について調べ、息子が1歳になる直前に挑戦しました。結果からお話すると、夜間断乳をやって良かったです。私も息子も夜中に起きずにまとめて眠れるようになりました。今回は私なりの夜間断乳の方法と、ぐっすり眠れるようになるまで記録をお話します。
夜泣きの悪循環!?添い乳がやめられない!寝不足に悩む日々
生後10~11ヶ月の時期、添い乳を始めてから夜中に起きる回数が増えているということに気づきながらも、添い乳がやめられませんでした。起きる回数が増えるほど抱っこでの授乳が億劫になり、添い乳で寝かしつけるという悪循環の中にいました。一時期、6~8時間まとめて眠ることができてしまっていたので、体力的にも精神的にも辛かったです。
私もそうですが、このときは息子も辛かったのではないかと思います。短くなりはじめていたお昼寝の時間がまた長くなっていました。夜中の睡眠の質が落ちてしまった分、お昼寝で補っていたのだと思います。
この状態が一ヶ月近く経った頃。私も満足な睡眠をとれないことに無意識にストレスを感じていたようで、休日に夫が昼寝をし始めたことに無性にイライラ…。自分は眠いときに満足に眠れないのに、夫だけ眠くなったら好きなだけ眠れるなんてずるい!と思っていました。そのときは、平日夜遅くまで働いて疲れているのだから、休日の昼寝くらい良いじゃないかと頭ではわかっていても、気持ちがついていきませんでした。その日はイライラが抑えられず、不機嫌に過ごしていたことを覚えています。
このままでは余計なイライラが増えるだけで良いことは一つもありません。夜の「睡眠」を見直そうと思い、入眠環境を整えることから始め、夫の長期休暇を利用して夜間断乳に挑戦することを決めました。
寝不足解消のため夜間断乳に挑戦!大事なのは入眠環境!
夜間断乳の前に、入眠環境づくりのお話をします。改善前は息子がぐずったり眠そうな仕草をするまで明るいリビングにいて、テレビもつけたままにしていることが多かったです。日によって寝る時間に差があり、20~22時に寝ていました。寝かしつけも添い乳でした。
そこからの改善点は3つ。
1つ目は息子が眠そうにするまで待つのではなく、こちらで時間を決めて寝かせること。
2つ目は息子が寝る1時間前にテレビを消すこと。
3つ目は、添い乳で寝かしつけるのではなく寝室へ行く前に授乳して、寝かしつけは抱っこ、トントン、寝たふりのどれかで対応することです。
改善後は19時にテレビを消してリビングの照明を薄暗くし、授乳をしてから20時に寝室に連れて行くようにしました。この改善だけでも、少し効果はあったように思います。さらに、夜間断乳をする1週間前からは、寝る前に必ず「言い聞かせ」をしていました。「あと○回寝たら、おっぱいさんも○○くんと一緒にねんねするよ」と言って、カレンダーに×印をつけていきました。
夜間断乳の方法は本やネット、先輩ママの話を聞いて、自分が良いと思ったものを取り入れました。私の場合は夜中にぐっすり眠ることが目標で、おっぱいの代わりに抱っこを要求されるようになっては意味がありません。そのため夜中に起きたときの寝かしつけは抱っこ以外にしようと決めました。
いよいよ夜間断乳初日、「今日からおっぱいさんも○○くんと一緒にねんねだよ。また明日ね」と言い聞かせ、寝かしつけました。
その結果…
- 19:45 就寝
- 1:30 ギャン泣き(麦茶、オムツ替え、夫の抱っこ、寝ながらトントン)
- 2:15 寝る
- 4:20 ギャン泣き(寝ながらトントン)
- 5:00 寝る
- 6:50 起床
上記は初日の実際の記録です。覚悟していたよりは、ギャン泣きの時間が短かったように思います。
3日後には、麦茶を飲んで泣かずに眠るようになりました。それから起きる回数も1回になり、1~2週間後には朝まで眠るようになりました。
夜間断乳の挑戦は家族のタイミングが合ったときに
夜間断乳は、挑戦するタイミングも大切だと思います。子どもが水や麦茶で水分補給できるようになっていること、離乳食が進んでいることも必要です。また、挑戦中はギャン泣きによって睡眠時間が削られるので、パパの会社や上の子どもの生活に支障が出ないよう長期休暇を利用して、夜中の寝かしつけに協力してもらいましょう。ママだけが抱え込まないようにする等、家族みんなのタイミングを合わせることが、夜間断乳成功への鍵だと思います。
子育てによる寝不足で苦労しているママたちはたくさんいると思います。夜間断乳によって少しでも寝不足が解消されるといいですね。これから夜間断乳に挑戦するママ、パパ、みんなを応援しています!